すぐにキレる部下に対する上司としての付き合い方

意識の中に残っているもの

 

 

ここまでいろいろ書いてきました。自分が若い頃とは会社内の常識、状況は大きく変ってきています。昔は当たり前だったことが、いまでは簡単に「パワハラ」、「セクハラ」になってしまいます。

 

 

特に昔は、部下達をまるで自分の持ち物のように扱う上司も結構いました。簡単に人をバカにしたり、女だからと軽く見たりしていました。最近はパワハラやセクハラが問題になっているので、表立ってはしなくなった人も多いようですが、心の中にはまだまだそうした中年以上の世代の人の意識の中に残っているかもしれません。

 

 

ちょっとした行動が積み重なると、部下がキレる状況となります。「職場で上司に突然キレる部下」。これは上司の悩みのようにも聞こえますが、実はその逆であり、嫌な上司が職場にいたら、部下はどのようにしてストレスを溜めないか考えているということでもあります。その立場になってみて、上司としての自分の行動を変えていくことこそ対処法となると思います。

 

 

部下に対しての特効薬的なものはないでしょう。なぜなら、部下それぞれにはそれぞれの個性があり、部下の立場から、少なからず一生懸命働こうとしているからです。軍隊方式的な考え方、押し付けるような考え方はしないようにしましょう。